クビトバ強盗襲撃の怪我から復活準優勝！涙の感動のスピーチ【全豪オープン決勝】

２０１９年１月２６日に行われた全豪オープン決勝では、大坂なおみ選手が見事勝利し全米オープンに続いて四大大会を制覇しました！

その決勝の相手となったのが２０１４年にウインブルドンで優勝した実績を持つペトラ・クビトバ選手で、クビトバ選手は２０１４年のウインブルドンでの優勝以来の四大大会優勝がかかった決勝戦でした。

実はこのペトラ・クビトバ選手が５年もの間、四大大会の優勝から遠ざかっていたのも理由があり、それが強盗襲撃だったのです。この時にペトラ・クビトバ選手は利き手である左手に大怪我を負いテニスができる状態ではなくなってしまいました。その状態から今日までリハビリを続け見事四大大会の決勝まで進んできたクビトバ選手。

ペトラ・クビトバ選手の復活準優勝を祝福するとともに、決勝後の感動スピーチ（インタビュー）の内容を紹介していきたいと思います。

クビトバ強盗襲撃の怪我から復活準優勝！

１月２６日に行われた全豪オープンの決勝で大坂なおみ選手の対戦相手となったのがペトラ・クビトバ選手で、ペトラ・クビトバ選手は２０１１年の２１歳の時にウインブルドン決勝であのマリア・シャラポワ選手を破り見事優勝、２０１４年のウインブルドンでも２度目の優勝を果たした実績を持つほどテニスファンには有名な実力者です。

そのクビトバ選手ですが実は、２０１６年にリオ五輪で銅メダルに輝いた直後の１０月に自宅で強盗に襲撃され、利き手である左手の人差し指を切られる大怪我を負ってしまったのです。

大坂なおみと対戦したクビトバ選手は、強盗に襲われた際、利き手の指を切られて、その傷は骨にまで達し、人差し指は切断寸前にまでなったそうだ。それで神経を繋ぐ大手術をして、何とか繋がったものの半年は何も握れなかったそうだ。そんな中から懸命のリハビリをして全豪の決勝まで戻ってきたそう。

— おいも (@moiimo) January 26, 2019

ペトラ・クビトバ選手は普通の生活すら支障をきたすほどの大怪我を負ってしまい、もちろんテニスができるような状態ではありませんでした。このニュースを聞いた時にはまさかとは思いましたが、テニス選手としては絶望的であることは想像がつきました。

ですがペトラ・クビトバ選手は手術を乗越えリハビリを乗越え、たくさんの困難を乗越えまさかまさかのこの２０１９年の全豪オープンの決勝に帰ってきました。

大坂なおみ選手を応援する気持ちから、一時は流れすらもペトラ・クビトバ選手に傾きかけるほどの脅威の粘りに手に汗握る思いだったと思います。ですがそんな大怪我やたくさんのものを乗越えこの決勝で、全豪オープンの歴史に残る名勝負を大坂なおみ選手と繰り広げたことは誰もが信じられない事実だと思います。

クビトバの感動スピーチに涙【全文書き起こし】

ペトラ・クビトバ選手のスピーチがこちらです。

ペトラ・クビトバ選手はスピーチで「クレイジーなことです。グランドスラムの決勝で、また戦えたなんて信じられません」と話し始め、優勝した大坂選手に「ナオミ、おめでとうございます。良いプレーでした」とエールを送りました。

またチームに感謝する気持ちを伝えるとともに、強盗に襲撃されそのケガからもうテニスができないかもしれないという状況でも、チームは「わたしのことを諦めなかった」ことに大きな感謝をしていると語りました。そんな涙ながらに話すペトラ・クビトバ選手には人として尊敬の思いでいっぱいになりますね。

こちらがスピーチの全文書き起こしです。

みなさんこんばんは

クレイジーなことです、グランドスラムの決勝で、また戦えたなんて信じられません

ありがとう！（観客の拍手に対して）

素晴らしい決勝でした、なおみ、おめでとう！

そしてチームにもおめでとうと伝えたいです。

なおみは良いプレーでした、世界ランク１位もおめでとう。

この素晴らしい決勝で、このトロフィーを手にすることは光栄です。

決勝まできました。努力してきました。

家族、友人、母国の彼らに感謝します。きっと応援してくれていたと思います。

そして、この大会を実現してくれた皆さんに感謝しています。

そして、わたしのチーム、すべてにありがとうと伝えたいです。

でも、特にわたしを信じてくれて、わたしがまたラケットを持てるか分からないけど信じてくれて…

本当に毎日、わたしを支えてくれてポジティブに接してくれてました。

それがわたしには必要でした。

最後に、もちろんファンの応援してくれた皆さんに感謝しています。

できればまた来年も元気にお会いしたいです。