皆さんは、ノートルダム大聖堂とノートルダム寺院の違いを知っていますか?
2019年4月16日に起きた火災では、あるメディアではノートルダム大聖堂と紹介し、あるメディアではノートルダム寺院と紹介するなど、どっちなのだろう?違いはあるのだろうか?と疑問に思った人も多かったのではないでしょうか。
そこで今回は、ノートルダム大聖堂とノートルダム寺院の違いについて紹介するとともに、ノートルダムの名前の由来や意味についても紹介していきたいと思います。
ノートルダム大聖堂と寺院の違いは?
皆さんは、ノートルダム大聖堂とノートルダム寺院の違いを知っていますか?
ウィキペディアで調べると、以下のような説明がされています。
つまり、ノートルダム大聖堂とノートルダム寺院は呼び方が違うだけで同じものなんですね。
因みに、英語ではノートルダム大聖堂でもノートルダム寺院でも「Notre Dame Cathedral」と訳します。また、ノートルダム寺院と検索しても、ノートルダム大聖堂が表示されるように、「ノートルダム大聖堂」として扱われています。
ですので、基本的には「ノートルダム大聖堂」と呼ぶのが正解で、「ノートルダム寺院」でも伝わる、と考えるといいかもしれませんね。
大聖堂と寺院には違いがある
大聖堂とは、「司教座がある」という意味があります。司教座とは大聖堂内にある司教の椅子(カテドラ)のことです。
また、「寺院」とは単に大きな教会やロシア正教会などの教会を指す言葉になります。
つまり大きな教会のことを意味するにはどちらも使われていても不思議ではない言葉ですが、ノートルダム大聖堂のように司教座があることを強調したい場合は大聖堂という呼び方がしっくりくると言えますね。
ノートルダムの名前の由来や意味も
また「ノートルダム」の名前の由来や意味についても調べてみました。
「ノートルダム」は、フランス語で「我らの貴婦人」という意味で、貴婦人とは、イエス・キリストの母である聖母マリアを指します。つまり、ノートルダム大聖堂は聖母マリアに捧げられた大聖堂となります。
パリのノートル・ダム大聖堂の正面に向かって左側のポルタイユ(正面)には、聖母マリアの聖母被昇天の主題が取り上げられていて、中段では聖母マリアが地上における生を終える場面が描かれ、上段でキリストから祝福を授けられている聖母マリアが鎮座しています。
また、キリストを中心にして天使や聖人たちが描かれており、過去、未来、未来という崩れた構成となっています。
まとめ
今回は、ノートルダム大聖堂とノートルダム寺院の違いについて紹介するとともに、ノートルダムの名前の由来や意味についても紹介させていただきました。
ノートルダム大聖堂でもノートルダム寺院でも同じであれば統一してもらいたいところですよね。
それでは最後までこの記事を読んでいただきましてありがとうございました。
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