日産の西川広人社長が辞任を表明しましたが、SARの不正報酬が発覚し、西川社長が逮捕されないことに疑問を感じている人が多いようですね。
不正報酬によって受け取った金額が違うにしても、同じような事をしていてこの違いは何なのでしょうか。
そこで今回は、SARで不正報酬を受け取った西川社長がなぜ逮捕されないのか調べていきたいと思います。
また受け取った不正報酬額や退職金について疑問の声が上がっていたのでまとめていきたいと思います。
西川広人社長がSARで不正報酬を受け取っていたことが発覚!
2019年9月9日に行われた記者会見で、西川廣人代表執行役社長兼CEOが9月16日付で辞任する事を発表しました。
西川社長が辞任を表明した理由は、SAR(株価連動型報酬)で不正報酬を受け取っていたことが社内調査で明らかになり、社内外から反発の声が上がった事でした。
西川社長は、カルロス・ゴーン前会長の役員報酬にまつわる不正について強く批判してきただけに、批判の声が上がるのは当たり前のことでしょう。
SAR(株価連動型報酬)とは?
日産が導入しているSAR(株価連動型報酬)は、業績連動報酬(役員報酬)です。
定められた一定の期間中に、自身が持っている株を売却したとした場合に得られる利益を報酬としてもらえる仕組みです。
※実際に株の売買は行わず、売った場合に得られる利益を報酬として受け取ることが出来ます。
報酬が発生するタイミングとしては、株価があらかじめ定めた価格を上回った場合(行使日)になります。
西川広人社長はなぜ逮捕されないのか?
西川社長は、報酬額が確定した後に日産の株価が上がったことから、行使日を遅らせ報酬額をかさ上げしたと言われています。
SARのかさ上げに関しては、ゴーン前会長とグレッグ・ケリー元代表取締役も同様の罪に問われ逮捕までされています。
しかし、西川社長は辞任はするものの逮捕には至りませんでした。
この3人の違いは何なのでしょうか。
西川広人社長が逮捕されない理由
まず、西川社長と、カルロス・ゴーン前会長の違いについてまとめてみました。
西川社長 | カルロス・ゴーン前会長 | |
不正の意図 | 秘書(事務局)が勝手にやった | 自分で指示した |
証拠 | 指示したメールは見つからなかった | 指示するメールがあった |
悪質性 | 悪質性は無かった | 隠蔽工作があったとされ、かなり悪質であった |
つまり、西川社長が逮捕されない理由として最も大事な要素は「悪質性」が無かったため違法性は無いと判断されたことだと言えますね。
しかし「秘書が勝手にやった」という主張に対して、グレッグ・ケリー氏は電話で指示される内容があったとも話していて疑問も残ります。
また、西川社長はこの時期に自宅を新規購入していますが、購入資金の調達に苦労していたとの話もありました。
西川広人社長のSAR不正報酬額はいくらで退職金はどうなる?
西川社長が受け取ったSAR不正による報酬額は4700万円だったと言われています。
カルロス・ゴーン前会長が受け取ったとされる不正金額は350億円。
比べてしまうと小さな金額にも思えてしまいますが、西川社長の不正も許される行為ではないことは明らかですね。
また退職金に関する疑問の声も上がっていましたが、西川社長は社長を辞任する表明はしましたが今後も取締役として日産に残るとされています。
この判断についても議論がされそうですが、まだまだ日産の闇が残されていそうですね。
ネットの声
日産西川社長に報酬4700万円の不正受給発覚!社長を辞任へ
ゴーンさんは「まだ受け取っていない報酬」で逮捕&長期勾留。こっちはすでに明らかになっているだけで4700万円も不正に受け取っている。
ゴーン追い出しの国策か?それにしてもデタラメな国になった
— 但馬問屋 (@wanpakuten)
ねえねえ、何で西川氏は逮捕されないの?
ゴーンさんと違いすぎない?
外国人差別?
(時時刻刻)西川氏、埋まった外堀 取締役会、全員の一致 日産報酬不正:— 犬日本帝国THE ORIGIN (@I_am_CIA_Agent)
日産調査 不正は350億円規模 2019年9月9日
ゴーン氏の不正を今頃
これって西川の不正隠し
ゴーン氏は刑務所に!不当に!長く拘留されたわけだから、当然、西川も逮捕刑務所行きは免れ無いだろうに
これも官邸の指示なんだろうけど…— ぴんく金魚 (@ネット市民連合) (@o3ei_j4)
あれだけ、ゴーン叩きしていた人たちは西川を叩かないよな…結局、アレって、国民の労働に対する不満を国民の外国人差別的感情を利用してガス抜きさせただけの不当逮捕だったんだなというのがよく分かる。
— takaoharada (@takaoharada)
面白いね! 受け取ってない ゴーンさんは起訴されて しっかり受け取ってるコイツは起訴されない? 日産をこれだけ 立て直した人は逮捕 壊した奴は放置!良い国だ 日本は!
— toro(とと) (@toro76_xxx)
まとめ
今回は、SARで不正報酬を受け取った西川広人社長がなぜ逮捕されないのかと、受け取った不正報酬額や退職金についてまとめていきました。
相次ぐ日産の不祥事。日産が今後どのように立て直していくのか注目していきたいと思います。
それでは最後までこの記事を読んでいただきましてありがとうございました。
こちらの記事が良く読まれています!