いよいよ箱根駅伝まであとわずかになりましたね!絆の物語は見ましたか?拓殖大のデレセ選手と岡田監督への思いについ涙してしまいました…。
そんな箱根駅伝ですが、今回2019年の箱根駅伝は雪になる予報が出ています。
駅伝において寒さは天敵ですが、特に山登りの5区と山下りの6区に関しては雪道を走るとなるとかなり危険ではないかと心配になりますよね。やはり雪になった場合は延期になるのでしょうか?もし雪でも通常通り行うとしたら選手への影響はどうなのでしょうか?
過去の箱根駅伝で雪でも実施した年があるのかどうか調べてみました。また雪道での選手への影響も考えてみました。
【箱根駅伝】雪でも開催した年はあるのか?
降雪になっても、箱根駅伝は実施されます。実際に降雪の中実施した箱根駅伝は何回もあります。暴風の場合でも予定通り実施します。
実際に歴代の記録を見ると、昭和16~17年と昭和19~21年に太平洋戦争などで中止になった以外に中止をした記録はありません。
もし積雪した場合には山岳区間を中止する想定はされているみたいですが、実際にそのようなことは今までには実施されていません。
ですが箱根では1月にもなると雪が降ることはめずらしいことではないので、もし前日までに降雪した場合には除雪して塩化カルシウム(融雪剤)を撒いたりして選手が問題なく走ることができるように整備をしているそうです。
わたしたちにはわからないところで、陸連や町、関係者など箱根駅伝のためにご尽力している方たちがたくさんいるということですね。
また最近の箱根では1月に雪が降ることも少なくなったそうで、雪が降っても積もるほどではないそうです。
とはいえ、箱根駅伝は一区間でも10kmほどありますので、除雪や塩化カルシウム(融雪剤)を撒くにしてもかなり大変な作業ですよね。
【箱根駅伝】雪道での選手への影響は?
1952年の第28回大会では、大雪で箱根が一面の銀世界になるほどの雪が降りました。関係車両も道路を走ることができないほどの積雪だったのですが、通常通り実施をしました。銀世界を一人で走っているようだったそうです。
1978年の第53回大会では、26年ぶりの大雪になり塩化カルシウム(融雪剤)を撒くなどして道路の凍結は防いだそうですが、東京に入ったところでみぞれに変わりゴール付近ではかなり足場も悪い状態だったそうです…。この時、新幹線での移動を予定していた7区の選手たちが雪の影響で新幹線が使用できずタクシーを利用するもチェーン規制でもたつきスタート数分前に中継所の到着するというハプニングもありました。
1985年の第61回大会では、前日の夜に雪が降りだし、当日は少し雪が積もったコンディションでの実施になりました。案の定、転倒する選手が何名もいたそうです。
雪が降った場合、少なからず選手には影響があることがわかりますよね。こんな状態では区間新記録もでませんよね。集大成である箱根駅伝でベストが出せないのは残念な気がしてしまいます…。
平成になってからは1月に雪が降ることも少なくなり、もし降ったとしても塩化カルシウム(融雪剤)などで十分対応できているみたいですね。
まとめ
今回2019年の箱根駅伝は大寒波が押し寄せ箱根は大雪になる予報になっています。積雪による選手への影響は少なからずあり、転倒など選手たちが心配になるところですね。
中止になることはほとんどありえないと考えられますので、できる限り選手たちがベストな状態で走ることができるように願うばかりです。また実施にあたり関係者など関わる方たちに感謝して箱根駅伝を楽しみに待ちたいと思います。