【城西大】池袋転落死の原因は非常口とトイレ出入口を間違えた?なぜ?責任は?

26日(水)に衝撃的なニュースが入ってきました。それは、箱根駅伝2019に出場する城西大の駅伝部員が23日(日)夜、転落事故で亡くなっていたとのこと。

その駅伝部員は、池袋の飲食店で友人と食事をしたあとトイレに向かい、その時に非常口から転落したそうです。防犯カメラの映像などから事件性はないとのことでした。つまり誤って非常口から転落をしたということですよね。

そこで疑問が残るのが、なぜトイレの出入口と非常口を間違えてしまったのか?非常口からなぜ転落してしまったのか?です。

実は数年前にも似たような事故で若い女性が亡くなっています。なぜこのような痛ましい事故が起きてしまうのか…建物を管理する会社や建設した業者には責任はないのかなど考えてみました。

池袋でトイレ出入口と間違え非常口から転落

城西大学の広報課からは、23日(日)夜に池袋で友人と食事をしたあと、トイレに立った駅伝部員の男子学生が非常口から転落し、運ばれた搬送先の病院で治療を受けたが頭などを強く打っており死亡が確認されたとの発表がありました。

詳しい状況や飲食をしていたお店などはわかっておらず、事故当時、お酒を飲んでいたかどうかも分かってはいません。

今回の事故で転落死した男子学生は、箱根駅伝のメンバー16人には入っておらず、また現時点では箱根駅伝には予定通り出場する方向になっています。

城西大は10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝ともに過去最高の8位に入賞していて、箱根駅伝でも上位進出が期待されていました。

なぜ非常口から転落したのか?

トイレに行く途中で非常口から転落した。この説明に疑問を持たない人はいないと思います。防犯カメラなどで確認ができたと言っているので、事故当時の状況もある程度はわかっているでしょうし…。

ですが事故当時の詳しいことは何もわかっていません。事故が起きた時の状況も場所すらも。

大学としては箱根駅伝のことも含め、できるだけ世間への影響が少なくなるように発言を控え、言葉に気を付けているのではないのか、そう思ってしまいます。もし間違って転落してしまうような非常口がある施設なんて想像しただけでも恐ろしいですよね…

2014年にも新宿で似たような事故が

2014年12月12日、世田谷区のアルバイト女性(22)が新宿の雑居ビル7~9階に入居する飲食店で友人と飲食を楽しんでいる時にトイレに立ち、しばらくたっても帰ってこないことからトイレに探しに行ったが女性の姿はなく、店員が110番通報したところ隣接するビルとビルの間に倒れているのが発見され搬送先の病院で死亡が確認されたとのこと。

女性はトイレの個室の扉と換気用扉であった屋外につながるこの扉を間違え転落してしまったそうです。

その現場の状況がこちらです。

画像を見ていただければわかるように、この換気用扉には転落防止用に一本の棒があるだけで、扉の先には柵はもちろん足場すらもありませんでした。鍵は内側から開けることができ、扉の高さは150cmもありました。

当時女性はお酒を飲んでいて酔っていたことから誤って転落してしまったと考えられます。しかし、いつかこのような事故が起きてもおかしくない構造であったことは明らかですよね。

管理会社や建設業者には責任がないのか?

管理会社の説明では「換気用として設けた。窓では十分な換気量を確保できないため、全面が開く構造にした」とのこと。また設計した建築事務所は「担当した建築士が退社しており、なぜこのような構造になったのかわからない」とコメントをしています。

誰がどう見ても改善が必要であった状況で誰も責任を感じていないようなコメントにため息ばかりですね。

ですが実際にこのような構造になっている施設はほかにもあるようです。新宿のビルでは換気用扉でしたが、搬入口であったり、ビルとビルの連絡通路が片側のビルの撤去により扉だけが残っている場合など…今回の城西大の男子学生の事故では非常口とのことでしたが、新宿の事故と同じようなことが起きてしまったのではないでしょうか。

左下の非常口の画像を見てもらえればわかるように、非常口と書いてある扉を出るとすぐに屋外につながっていますよね。城西大の男子学生は東京出身ではない可能性が高いので、知らずにこのような施設を利用して間違いが起きてしまったということは十分に考えられますよね。

まとめ

23日(日)に池袋で起きた転落事故について、なぜこのような事故が起きてしまったのかその原因と、責任は誰にあるのかについて考えてみました。

箱根駅伝に出場する城西大の駅伝部員が事故で亡くなり、家族をはじめ、関係者や駅伝部員の仲間、応援する人たちなどたくさんの人に悲しみが広がりますが、箱根駅伝では城西大の上位入賞を応援しています。

今後このような事故が起きないよう、管理会社には責任をもって施設の運営や改善に尽力してもらいたいところです。

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