2019年11月2日、ラグビーワールドカップの決勝戦が行われ、南アフリカが3大会ぶり3度目の優勝を決めました。
準優勝したのは世界ランク1位のイングランドで、選手たちはみな準優勝という結果に悔しい表情を浮かべました。
そんな中、表彰式で銀メダルを拒否したマロ・イトジェ選手が話題となっています。
また他の選手も、かけられたメダルを外し、ポケットへ。
この行為に非難の声が多く上がっています。
そこで今回は、ラグビーW杯の表彰式で、イングランドが銀メダルを拒否した動画を紹介し、メダルを拒否した理由などについてまとめていきたいと思います。
イングランドが銀メダル拒否!
2日に行われた決勝戦では、イングランド対南アフリカが対戦し、12-32で南アフリカが優勝を決めました。
試合は終始南アフリカが優勢で、圧倒的な強さを見せ優勝をしました。
そんな中、イングランドのマロ・イトジェ選手が銀メダルを首にかけることを拒否。
また他の選手も、首にかけられたメダルを外し、ポケットに入れるなどして物議を醸しています。
【動画】マロ・イトジェ選手が銀メダルを拒否!
マロ・イトジェ選手が銀メダルを首にかけられることを拒否した、表彰式の動画がこちらです。
マロ・イトジェ選手は、長身で髪型が特徴的な選手です。
ワールドラグビーの会長の元イングランド代表のビル・ボーモント氏からメダルをかけられると、そのメダルを手で取り受け取りました。
このシーンに、「メダルを受け取らないのは失礼」「負けたチームに対しての侮辱だ」などと、ネットでは批判的な声が多く上がりました。
また、メダルを受け取った選手らも、その後はすぐにメダルを外しポケットへ。
イングランドの選手たちが準優勝という結果に、いかに不満を感じているのかが伝わるシーンでしたね。
銀メダル拒否は失礼?侮辱になるのか
イングランドの選手たちが銀メダル拒否したことに、日本では批判の声が多く上がりました。
その中でも、「失礼」「侮辱」などと言う声が多いようです。
ラグビー全然見てないからわからないけど銀メダル拒否って、ここまで来るのに戦ってきて負けた相手チームに失礼な気がするけど…? いくら完敗しても2位なんだし拒否はいけない気がする
— sliplip (@welvegs65) November 2, 2019
イングランド銀メダル拒否事件
気持ちはわからなくもないけど、南アフリカに対して失礼じゃない?
— blackblack (@forestroof) November 2, 2019
銀メダル拒否はなー…ちょっといただけないね。その銀メダルですら欲しかったチームもいるし、イングランドに負けたニュージーランドに失礼。だったら、準決勝でイングランドがニュージーランドに勝たなければよかったじゃない。その方がこちらとしても面白い試合観れてよかったわ。
— うろこ (@ur0ur0U65) November 2, 2019
…?(゚Д゚)
準優勝はそんなに屈辱なの??
世界で2番目だよ?すごくない??イングランドの選手の態度見てると腹立つんすけど????
メダルもさげないし!!
むしろその態度だっさい!!— 美結@????は????の夢を見る (@8miyu_t8) November 2, 2019
イングランドの銀メダル拒否。
悔しい悔しい、銀メダルなんか要らない、俺たちは金メダルだけを目指して戦っていた!
コレはわかる。
でもメダル拒否するのは全ての大会関係者に対する侮辱と思う— だるま屋ウィリー事件 (@darumaya2011) November 2, 2019
準決勝でイングランドに負けたニュージーランドに対してや、大会運営、これまでの敗者など、メダル拒否は紳士的ではない。そんな声が多いようです。
中には、全くノーサイドではない、メダル拒否をするチームはメダルを没収するルールを作ったほうが良いなんて声まで。
海外では今回の銀メダル拒否騒動について、批判的な声は聞こえてきませんが、日本ではかなり多くの批判的な声が上がっているようですね。
海外の反応は?
母国・英国では、
「マロ・イトジェがラグビーW杯決勝で敗戦後、銀メダルを首にかけることを拒む」
という見出しで、
「試合後、イングランドの選手たちは、ワールドラグビーの現会長で元イングランドとブリティッシュ・ライオンズのキャプテンだったビル・ボーモント氏から銀メダルを受け取るために並んだ。だが、イトジェはボーモントと握手を交わした後、あからさまに首に銀メダルをかけられることを拒否した」
と紹介。批判的な意見などはないようですね。
また違う新聞社でも、
「『いりません!』イングランド選手がW杯決勝で南アフリカにこっぴどくやられた後、準優勝のメダルを首からかけられることを拒否して批判を浴びる」
という見出しで、
「慣例として大会関係者は準優勝チームが銀メダルを受け取る前に表彰式の壇上に記念品をそろえる。(キャプテンの)ファレルに率いられ、チームはビル・ボーモント会長と握手し、慰めとなる表彰を受けた。ロックのイトジェは、銀メダルを首にかけることを拒否して手で受け取り、首にかけることをしなかった。頭の怪我で試合開始2分に交代したプロップのシンクラーは、彼のメダルをすぐに首からはぎ取った」
と本件を紹介するにとどめていました。
今回の、銀メダル拒否騒動で、問題行動だと騒いでいるのは日本だけなのかもしれませんね。
イングランドが銀メダルを拒否した理由は?
ではなぜ、イングランドの選手たちは銀メダルを拒否したのでしょうか。
その理由として一番に考えられるのが、
金メダル以外は受け取らない
という、強い勝利に対する思いがあったのだと思われます。
銀メダルは、メダルの中で唯一「負けたチームが受け取るメダル」なだけに、それを首からかけることが何よりも屈辱的だったのではないでしょうか。
優勝を目指して4年間かけて練習やトレーニングを積んできて、銀メダルという結果に終わり、気持ちの切り替えもいかなかったのでしょう。
4年後のワールドカップでは、ぜひ優勝して笑顔で金メダルを受け取る姿が見てみたいですね。
銀メダル拒否に理解の声も
イングランドの銀メダル拒否には、理解を示す声も多く上がっていました。
イングランドの選手達、メダルかけて貰うの拒否したりすぐ外してだけどやっぱりそれくらい悔しかったんだろうな。首に描けるのは金メダルだけ!っていう意気込みが伝わる。やってる人にしかこの気持ちは分からないと思うよ。そんな叩くことじゃないと思うけどなぁ。。
— 尾又 陽允 (@omayou1105) November 2, 2019
あと自分がチームスポーツのプロ選手なら銀メダルなんて欲しくないなあ。特に負けた試合のすぐ後なんてほっといてほしい。敗者は去るのみ。そして次にかける。個人スポーツじゃないんだから全員に2位の表彰メダルかけてあげる事自体が滑稽すぎる。#ラグビー #イングランド #銀メダル
— DJ ICHI 777 (@SUNRIZEICH1) November 3, 2019
負けた時にも紳士的な振る舞いをするのが凄い!!
→分かる負けた時にも紳士的な振る舞いをしないのが悪い、ひどい、最悪!!
→分からない相手を侮辱したり、無茶苦茶したわけじゃないなら黙認してやんなよ、賞賛しなくても。
自分たちの立ち位置を狭めるだけだよ。
— Takayuki (@takarugby) November 3, 2019
たしかにメダルを拒否するのはいただけないけれど、負けてすぐに相手と健闘を讃えあったことや、ニュージーランドに勝った時に、まず相手選手を起こしてあげていたことは帳消しにはならない。せめて表彰前に20分でもロッカールームで落ち着く時間が取れなかったのだろうか。運営の問題と思う。 https://t.co/ROnuxhOCYE
— 末松 大喜 Taiki Suematsu (@suemaccho) November 3, 2019
試合終了後、気持ちを落ち着かせる間もなく表彰式が始まり、選手たちは負けた悔しさや悲しみを受け入れ切れていない様子でしたね。
ニュージーランドの選手たちは?
ニュージーランドの選手の中には、メダルを自身の子どもに受け取らせている選手もいたようですね。
イングランド銀メダル拒否事件で批判の声とか出てるみたいですが、ここでニュージーランド代表選手が銅メダルを受け取ったシーンを見て和んでください。 #RWC2019
— れんれんちゃん@11月はBBC Proms・Mumford & Sons (@seppuku0521) November 2, 2019
このようなシーンにはホッコリしますね。
まとめ
今回は、ラグビーW杯の表彰式で、イングランドが銀メダルを拒否した動画を紹介し、メダルを拒否した理由などについてまとめていきました。
日本代表が日本開催のワールドカップで過去最高のベスト8。
台風や首里城の火災など、さまざまなニュースが起きる中、最高のワールドカップになったのではないでしょうか。
4年後にフランスで開催されるワールドカップも楽しみですね!
それでは最後までこの記事を読んでいただきましてありがとうございました。