甲子園の代名詞ともいえるガッツポーズ。
マー君こと田中将大投手や、ダルビッシュ有投手など、甲子園でも闘志あふれる姿で多くの人を魅了しました。
しかし2018年には、創志学園の西純矢投手が執拗に審判から注意を受け、リズムを乱すというシーンが話題となりました。
高校野球(甲子園)では、ガッツポーズは禁止なのか?ガッツポーズがルール上、どうなっているのかについて調べていきたいと思います。
高校野球(甲子園)でガッツポーズはルール違反?
2018年に行われた夏の甲子園で、創志学園の西純矢投手が
『必要以上のガッツポーズをしないように。試合のテンポを良くするために、早くプレートについて』
と球審からハッキリ注意を受けたと話していました。
その問題となった第一回戦の様子がこちらです。
創志学園の怪物2年生
エース西純矢投手優勝候補の創成館から毎回16奪三振の甲子園史に残る快投で見事な完封勝利!
三振を奪う度にやるガッツポーズが気合いを感じさせてくれる!⚾️ pic.twitter.com/ApB9Z4qkOx
— k a z u m a (@kazutan_1220) August 9, 2018
三振を取るたびにガッツポーズを見せ、試合が終わってみれば16奪三振の快投を見せました。
しかし注意を受け望んだ第二回戦では、179球を投げる力投を見せるも、延長戦で逆転負けをしました。
ガッツポーズは禁止なのか?
では、注意を受けたということは、ガッツポーズは禁止なのでしょうか。
これについて、高校野球連盟の竹中雅彦事務局長は次のように答えていました
『大会本部からは何も言っていない。審判独自の判断で注意したのでしょう。』
と、西純矢投手について言及し
『全国大会の甲子園でやるのはどうか。アンリトン・ルールというのもありますしね。国際試合ではやってはいけない行為』
とコメントをしました。
つまり、禁止はしていないが、やらないのが暗黙のルールといったところですね。
アンリトン・ルールとは
アンリトン・ルールは、「書かれざる規則」で不文のおきてです。
このようなルールは、野球に限らず多くのスポーツで見られるものだと思います。
アンリトン・ルールは相手チーム、選手に敬意を払う気持ちを重んじています。
日本プロ野球のアンリトン・ルールは次のようなものです。
・大差がついた試合で勝っているチームが盗塁してはいけない
・引退試合の選手に対して、打者に対してはストレート勝負をする
・引退試合の選手に対して、投手に対しては三振をする
・捕手のサインを盗み、2塁走者に球種などを教えてはいけない
・アウトになった走者は、塁上に沿ってベンチに戻る
野球において特に大リーグでは、日本に比べて厳格に守られていて、大リーグで派手なガッツポーズを見ることはありません。
禁止される理由や不快との声も
では、西純矢投手はなぜガッツポーズを注意されたのでしょうか。
その理由としては、試合のテンポの妨げになることが第一に考えられます。
甲子園では試合をスムーズに展開するための注意はかなり厳しく言われます。
攻守交替の際にも、走って守備に、走ってベンチに戻らないと主審から注意を受けます。
また実際に打者がヒットやホームランを打ちガッツポーズをしても、注意をしているシーンは甲子園でも見られません。
投手のガッツポーズは不快?
試合のテンポを良くする理由の他に、ガッツポーズが不快に感じる人も多くいるようですね。
毎回ガッツポーズしまくってて不快なチームだな
— E☆HERO Soichi LAW (@MichaeLyrehS) July 15, 2019
あんなピッチャーにガッツポーズされるとか、、、ほんと不快!ほんまにもー!!!
— ひとみ (@hitomi25_juli) May 29, 2019
ガッツポーズすることが、相手に対しての侮辱な行為だと考える人も多くいるようですね。
甲子園はテレビ中継され、その人気から視聴者も多くかなり注目されます。
ですので、そのような意見を考慮し、甲子園ではガッツポーズを注意しているのかもしれませんね。
2019年の夏の甲子園でも、米子東の森下投手が塁審に何度もガッツポーズを注意を受け話題となりました。
まとめ
今回は、高校野球(甲子園)ではガッツポーズは禁止なのか、ルール違反なのかについて紹介させていただきました。
高校生たちの闘志あふれるプレーに心打たれることもありますので、ガッツポーズ自粛は少し寂しい気もしますよね。
それでは最後までこの記事を読んでいただきましてありがとうございました。
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