2019年4月18日に放送された、テレビ朝日系の人気バラエティー番組「アメトーーク!」の番組終わりで、 2月14日に放送した「高校中退芸人」の内容に、事実と異なる内容や差別的表現があったとして謝罪したことが分かりました。
これは、放送内で大阪府立西成高校と大阪・西成地区についてのエピソードを紹介した際に、事実と異なる内容や差別的な表現があったというもので、これについて府立西成高校、府教育委員会、部落解放大阪府民共闘会議からそれぞれ抗議文が届いたことから今回の謝罪に至ったそうです。
そこで今回は、「アメトーーク!」での西成地区(あいりん地区)の差別発言の内容を紹介するとともに、西成地区(あいりん地区)は治安が悪くて危険なのか?紹介していきたいと思います。
【画像】西成地区(あいりん地区)とは?
「アメトーーク!」で 2月14日に放送した「高校中退芸人」の内容に、事実と異なる内容や差別的表現があったとして謝罪したことが分かりました。
「いすが机と繋がっている理由は投げられないようにするため」、「窓がガラス素材でない理由は、ガラスだと割る人が多いから」など 具体的なエピソードについて事実とは異なるとして、また「当時9クラスあった学年が卒業時には 5クラスになった」との表現も誤っていたと謝罪をしました。
西成地区(あいりん地区)とは【画像】
西成地区は地元大阪に住む人が口をそろえて「あそこはヤバい」「近づかないほうがいい」などと言われるほど、治安が悪い場所と言われています。
場所はこちらになります。
その西成区の中でも、特別な場所が「あいりん地区」で、今でも夜は女一人で歩く場所ではないと言われています。
こちらの青く囲った場所が「あいりん地区」です。
実は、西成区は治安が悪いというのは、あいりん地区の事を言っていて、釜ヶ崎と言われるエリアの事を言います。
西成区は、南側の「岸里」や「玉出」には味わい深い普通の下町があり、東側の「天神ノ森」には高級住宅街もあります。
「アメトーーク!」で紹介された西成高校も、あいりん地区から離れた津守にあります。
西成地区(あいりん地区)は治安悪すぎで危険?
では、西成地区(あいりん地区)は治安が悪くて、危ないのかどうか調べてみました。
もともと、このあいりん地区は日本最大の日雇い労働者の町として有名で、バブル崩壊後、職に就けない労働者であふれかえり日本唯一のスラムと呼ばれるほどホームレスなどが急増、今でも多くの人が路上生活を余儀なくされています。
そのような背景から、今でも独自の文化やルールがあり、「変わった雰囲気」を残しています。
また物価の安さなどから、多くの暴力団事務所があることや、町中で頻繁に薬物の売買が行われていることでも有名です。そのようなことから「日本一治安が悪い」と言われているのかもしれませんね。
あいりん地区は犯罪件数が少ない?
そんなあいりん地区ですが、実は犯罪件数は少ない傾向になるようです。
路上生活をしている人や暴力関係者など、事情を持った人が多く住む場所だけに、最近では警察の摘発や巡回などを強化しているようで、数年前のあいりん地区とは治安事情もかなり変わったと言われています。
それどころか、最近では、その物価の安さや日本一治安の悪い場所という異名から若者を中心に人気を集めていて、若者向けのお店がオープンするなど町のイメージもかなり変わりつつあるようです。
あいりん地区では、自動販売機がペットボトルでも100円で売られていたり、一泊1000円から宿泊することができたり、日本に来る海外のバックパッカーにも有名な場所になっているようです。
まとめ
今回は、「アメトーーク!」での西成地区(あいりん地区)の差別発言の内容を紹介するとともに、西成地区(あいりん地区)は治安が悪くて危険なのか?紹介させていただきました。
日本のスラム街からバックパッカーの聖地へと変わりつつある西成地区(あいりん地区)。今後どのような町に変わっていくのか気になりますね。
それでは、この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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