カルロス・ゴーンさんが、レバノンに逃亡した事件。
関西空港からプライベートジェットを使った逃亡劇にネットでは、
「荷物検査は無かったの?」
「大きな荷物はX線検査しないって本当?」
など、関西空港の管理のずさんさに心配の声や不満の声が上がっています。
そこで今回は、プライベートジェットの出国審査では、X線検査、手荷物検査はしないのか、入国との違いについても紹介していきたいと思います。
カルロス・ゴーンがレバノンに逃亡!
カルロス・ゴーンさんは、2018年12月29日夜に関西空港から出国して、トルコを経由しレバノンに逃亡したとみられています。
品川駅から新幹線で新大阪駅まで移動し、タクシーで関西空港近くのホテルまで移動したことも分かっています。
この逃亡劇には、複数の国籍の10~15人の支援者グループが関与していて、事前に下見をするなど、綿密な計画のもと行われました。
プライベートジェットの運航会社は「MNGジェット」
カルロス・ゴーンさんの逃亡劇では、トルコの「MNGジェット」のプライベートジェットが使用されました。
この報道に対して運航会社「MNGジェット」では、
「ゴーン氏の違法出国に使われた」
と話し、刑事告訴をしたとコメントをしています。
しかし、トルコ警察に拘束された7人の中には、「MNGジェット」の関係者が含まれているとされています。
「MNGジェット」としては、組織的な関与はなく、従業員個人が行ったものだと説明しています。
プライベートジェットはX線・手荷物検査しない?
そんな中、プライベートジェットの出国審査では、X線検査、手荷物検査はしないのか、とネットで物議をかもしています。
実は、プライベートジェットの出国では、
X線検査、手荷物検査をしないことも多い
ことが分かりました。
これに関しては、同じくプライベートジェットを利用している堀江貴文さんが、自身の動画チャンネルで解説をしています。
堀江貴文さんは、国内線に関しては、
・プライベートジェットは手荷物検査をしないこともある
・大きな荷物は、X線検査のための機械が使えない場所もある
また国際線のプライベートジェット専用ターミナルでも、
・楽器などの大きな荷物は検査が出来ない可能性がある(わざわざ中身を確認したりはしない)
と話していました。
つまり、「日本の出入国在留管理庁のミス」とハッキリおっしゃっていますが、関西空港のずさんさが露見した事件でしたね。
出国と入国の違いについて
そもそも、出国の際にX線検査や手荷物検査をする理由は、
・テロ防止
・不慮の事故の防止
・収納スペースの確保
など、不特定多数の多くの人を安心して利用してもらえるようにです。
そのため、細かく制約がされ、機内に持ち込むことのできない物も多くありますよね。
しかし、プライベートジェットでは、機内に乗り込むのが持ち主の本人のため、テロやハイジャックの可能性は低いだろうという考えなのです。
プライベートジェットは密輸し放題?
それでは、プライベートジェットを持っていると、テロや密輸し放題なのではないか?と思われた人も多いようです。
しかし飛行機での移動では、出国検査とは別に、入国検査があります。
入国の際には、すべての持ち物をキチンと検査をしますので、日本に違法薬物や植物、動物を密輸することは出来ません。
むしろ、入国するときにキチンと検査するから、出国側は見なくてもいいと考えているのでしょう。
またプライベートジェット使用者が、自爆テロを起こすというのも考えにくそうですよね。
まとめ
今回は、プライベートジェットの出国審査では、X線検査、手荷物検査はしないのか、入国との違いについてまとめていきました。
東京オリンピックもあり、日本の空港のずさんさに心配する声も多くありましたが、出国と入国では検査の違うという事を解説していきました。
ともあれ、容疑者であるゴーン被告を簡単に出国させてしまうとは、空港のずさんさを指摘されても仕方ありませんね。
それではこの記事を最後までお読みいただきましてありがとうございました。