2019年11月4日、兵庫県小野市観光協会が「MONO消しゴム」パロディー版「ONO消しゴム」を無許可で製造していたことが分かりました。
この消しゴムを製造した業者から、MONO消しゴムを販売するトンボ鉛筆には確認を取ったと報告を受けていましたが、実際には無許可でした。
なぜ業者はこのような嘘をついたのでしょうか。責任は問われないのでしょうか。
そこで今回は、小野市観光協会の「ONO消しゴム」を製造した大阪の業者はどこなのか調べるとともに、再販売や入手方法についても調べていきたいと思います。
小野市観光協会が「ONO消しゴム」を無許可で製造!
兵庫県小野市観光協会が「MONO消しゴム」パロディー版「ONO消しゴム」を無許可で製造していたことが分かりました。
問題となったONO消しゴムがこちらです。
ほとんどオリジナルと同じデザインですね。
この消しゴムを製造することになった経緯は、
京都府の寺院仏像などをあしらった消しゴムが人気を得ていたことから、同協会は同様のアイテム作りを検討。
「MONO」から1文字を取り「ONO」(小野)とすることを思い付いた。
と説明。
そして、大阪の業者に製造を依頼したところ、
『MONO』の字体やケースの色を変えれば問題ない。トンボ鉛筆本社にも確認を取った。
との説明を受け、ONO消しゴムの製造が決まったようです。
実際に、小野市章や観光名所の写真などを印刷した消しゴム2種類千個が13万円で納品されたようです。
報道された内容
実際に報道された内容がこちらです。
大手文具メーカー、トンボ鉛筆(東京)が製造する「MONO消しゴム」のパロディー版「ONO消しゴム」を、兵庫県小野市観光協会が同社の許可を得ずに作り、イベントでの販売を止められていたことが、3日までに分かった。MONO消しゴムの青白黒のストライプ柄は2017年、色彩の登録商標として日本で初めて認められている。(笠原次郎)
京都府の寺院仏像などをあしらった消しゴムが人気を得ていたことから、同協会は同様のアイテム作りを検討。「MONO」から1文字を取り「ONO」(小野)とすることを思い付いた。製造を依頼した大阪府内の業者は「『MONO』の字体やケースの色を変えれば問題ない。トンボ鉛筆本社にも確認を取った」などと説明。10月に小野市章や観光名所の写真などを印刷した消しゴム2種類千個が納品された。
神戸新聞社がトンボ鉛筆本社に確認したところ、業者からの許可申請がなかったことが判明。小野市はイベントでの消しゴム販売を中止し、業者は全商品代約13万円を同協会に返金した。
同協会は市の補助金などで運営されており、市観光交流推進課職員3人が兼務。同協会事務局長を務める田中一樹課長(53)は「業者の説明を信用し、トンボ鉛筆から直接許可を得なかったのは詰めが甘かった」と話している。
小野市観光協会の田中一樹課長は、
「業者の説明を信用し、トンボ鉛筆から直接許可を得なかったのは詰めが甘かった」
と説明をしているようですが、本家の許可を取るという一番大事なところを、業者任せにしてしまったのは良くありませんでしたね。
嘘をついた業者に問題がありますが、企画側の責任も問われそうです。
小野(ONO)消しゴムを製造した大阪の業者はどこ?
では、問題となったONO消しゴムを製造した業者はどこだったのでしょうか。
そこで、大阪の業者について調べてみましたが、未公開となっているようです。
現在も業者については特定されておらず、情報は明らかになっていません。
業者が嘘をついていたとされているので、業者側から何らかの謝罪会見やコメントが合っても不思議ではありません。
製造を依頼された業者が判明し次第お伝えしていきたいと思います。
業者の責任は?
今回、ONO消しゴムの製造に関しては、
「『MONO』の字体やケースの色を変えれば問題ない。トンボ鉛筆本社にも確認を取った」
と、消しゴムを製造した業者からの説明があったようです。
しかし実際には許可は取っておらず、販売は中止となりました。
この事実に、製造した業者は、
全商品代約13万円を同協会に返金
したそうです。
販売前に発覚したことで、事が大きくならずに済んだのでしょうか。
それにしても、嘘をつき製造を請けた業者には何らかの処分があってもいいのではないでしょうか。
ONO消しゴムの再販売や入手方法は?
問題となったONO消しゴムですが、これだけ話題になっただけに、「むしろ欲しい!」という声が多く上がっていました。
そこで再販売はあるのか、また入手方法について調べてみました。
その結果、実はこのONO消しゴムはイベントで販売するために製造されたようで、
イベントでの販売は中止となったために、まだ1個も販売はされていないかったようです。
ヤフオクやメルカリなどでも出品はされておらず、入手する方法はないことが分かりました。
完全にお蔵入りとなってしまいましたね・・・。
ネットの反応は?
ネットの反応についてまとめてみました。
アイデアはよかったのに、頼んだ業者がずさん過ぎる
あぁ、業者の「許可取った」を鵜呑みにしたのか。そりゃダメだ。 というか、最初から本家に作ってもらった方が良かったんじゃ?
なぜ業者はウソついた??
アイデアを業者が出したのならまだしも、協会ででたのなら何でトンボ鉛筆に依頼しなかったのだろうか・・・ ただ単価が安い物だからコストに見合わなくて断られそうではあるのよね。
業者に頼む前に、“本家”に直接依頼してみたらよかったのに。案外面白がって乗ってくれたかもしれない。ま、それはともかく。どうも日本人は知財に関する知識や考え方が甘すぎる。どこやらの国を笑えないレベル…
許諾なしにパロディー商品を 作った業者が問題なのでは??
業者も業者。ただ、本来メーカーへの確認は発注側がやる企業が多い中、他人任せにしたのは観光協会の責任だわな。
確認取ったと言って実際は許可取ってないんだから悪質だな
業者のやらかしか…。何で問題にならないと思ったのか。
まとめ
今回は、小野市観光協会の「ONO消しゴム」を製造した大阪の業者はどこなのか調べるとともに、再販売や入手方法についてまとめていきました。
本家のトンボ鉛筆の気遣いで、再販売がされると良いですね。
それにしても、嘘をついてまで製造を請けた業者はヒドすぎますね・・・。
それでは最後までこの記事を読んでいただきましてありがとうございました。