2019年11月18日、宮古島市伊良部の国仲橋付近の海岸で、「ウランペレット(核燃料棒)」と表記された物体が発見されていたことが分かりました。
核燃料棒とみられる物体は通行人が発見し、通報。自衛隊に派遣を要請して対応をしました。
しかし、なぜ原子発電所もない沖縄宮古島で核燃料棒が発見されたのでしょうか?
展示品などのレプリカが流れ着いたのか、イタズラなのか。
そこで今回は、沖縄宮古島で発見された核燃料棒について、レプリカなのか、イタズラなのか、いったい犯人は誰なのかについて調べていきたいと思います。
沖縄・宮古島で核燃料棒(ウランペレット)が発見される!
宮古島市伊良部の国仲橋付近の海岸で、「ウランペレット(核燃料棒)」と表記された物体が発見されていたことが分かりました。
自衛隊が出動し、核燃料棒とみられる物体について調査をした結果、放射線量は測定されなかったようです。
万が一にも本物だった場合、大きな被害、問題となっていただけに、近隣の方は大変驚いたことでしょう。
この核燃料棒と見られる物体は、18日の午後9時ごろに通行人が発見したそうです。
報道された内容がこちら
報道された内容がこちらです。
18日午後9時ごろ、沖縄県宮古島市伊良部の国仲橋付近の海岸で、通行人が「ウランペレット(核燃料棒)」と表記された物体を発見し、宮古島署へ通報した。
同署から連絡を受けた宮古島市は沖縄県を通して19日午前2時2分に自衛隊に派遣を要請。陸上自衛隊宮古島駐屯地の隊員が同6時42分から現場で放射線量の測定を実施したが、放射線量は測定されなかった。
回収された物体は宮古島署に一時保管され、現在、市と対応を協議している。【琉球新報電子版】
発見者である通行人の方は、なぜこれが核燃料棒であることが分かったのでしょうか。
そのことにも疑問が残りますね。
またなぜこのようなところへ、核燃料棒が合ったのでしょうか。
展示品などのレプリカが流れ着いたのでしょうか。
なぜ核燃料棒と分かった?犯人は通行人か?【画像】
ではなぜ、これが核燃料棒だという事に通行人の一般人が気付いたのでしょうか。
実はこの核燃料棒には、「ウランペレット(核燃料棒)」と表示がされていたのです。
実際に発見された核燃料棒がこちらです。
拡大してみると、「ウランペレット」とハッキリ書かれているのが分かりますね。
しかし、通行人の方がこの核燃料棒を発見したのは午後9時ごろで、あたりは真っ暗だったと思われます。
そんな中よくこの核燃料棒に気付くことが出来たという疑問も残りますね。
核燃料棒は教育用見本キットでイタズラか?
発見された核燃料棒(ウランペレット)からは、放射性物質は検出されませんでした。
本物だった場合、大変な被害が起きていただけに、放射線が放出されていなかったという事は幸いです。
今回、沖縄宮古島で発見された核燃料棒では、丁寧に「核燃料棒」と表記してあることや、容器が合えて中が見える透明であることなどから
展示品や教育用のレプリカ(キット)
ではないか、という声が多く上がっています。
そこで調べてみたところ、どうやらこの核燃料棒は「エネルギー教育用・燃料見本キット」であることが分かりました。
「エネルギー教育用・燃料見本キット」はこちらです。
そして実際に発見された核燃料棒がこちら。
見た目大きさなどソックリであることから、間違いないと思われます。
この「エネルギー教育用・燃料見本キット」は、資源エネルギー庁が2002年度から開始した事業で中学や高校に無料配布しているものだそうです。
何者かがその教育用見本キットを海岸に放置したか、どこかからか海岸に流れ着いたと考えられます。
核燃料棒が発見された場所は?
核燃料棒が発見された場所は、宮古島市伊良部の国仲橋付近の海岸でした。
場所はこちらです。
こちらの橋の下で核燃料棒は発見されたようです。
ネットの反応は?
ネットの反応についてまとめてみました。
見付けた人は核燃料棒がどんな大きさ、形状なのか知っているのか…?何者だよ!?
誰だよエネルギー教育用燃料見本キットを捨てた奴www
なんで核燃料棒ってわかったの?パッと見て分かるもんなの?
なんだこりゃ?イタズラか?
そこらに落ちているものなのか?
完全な嫌がらせ・・・または なにか目をそれさせる目的?
「ウランペレット(核燃料棒)」って書いて貼ってあるあたりが、もう何と言うか、香ばしい仕様のようで…
マジで核燃料棒なら放射線は検知される筈なんで。 一体何が落ちていたんだろう?
核燃料棒はメルカリで買える
まとめ
今回は、沖縄宮古島で発見された核燃料棒について、レプリカなのか、イタズラなのか、犯人は誰なのかについてまとめていきました。
教材の見本キットだったとはとんだお騒がせな事件となりましたね。
それでは最後までこの記事を読んでいただきましてありがとうございました。