2019年3月28日、熊本市中央区の認可保育園「マリア幼愛園」で保育士3人が園児に対して暴言など不適切な行為を繰り返し、市から行政指導を受けていたことが分かりました。
行政指導の対象となった3人保育士は2019年3月末で退職することになっているようです。
問題が発覚したのは保護者が子どもに持たせたボイスレコーダーの音声記録だったそうですが、その音声記録に残っていた暴言とはどのようなものだったのでしょうか。
そこで今回は、熊本市中央区の認可保育園「マリア幼愛園」で保育士が園児に対して発した暴言とはどのようなものだったのか、また暴言以外にも明らかになった不適切行為も紹介していきたいと思います。
マリア幼愛園(熊本)で保育士が園児に不適切暴言!
熊本市中央区の認可保育園「マリア幼愛園」で保育士3人が園児に対して暴言など不適切な行為を繰り返し、市から行政指導を受けていたことが分かりました。
この事態が発覚したのは2018年7月のことで、保護者から苦情を受けた熊本市は園長らから事情を聞き、保育士による不適切な言動を把握して、一度、口頭で指導をしていたそうです。
そんな中、2018年1月に保護者が子どもに持たせたボイスレコーダーの音声記録を市と幼稚園に提出し、再度、保育の改善を要求しました。
そこで市が幼稚園に聞き取りを行ったところ、40代と30代の女性保育士3人が4年ほど前から園児に対し、暴言などに加えて園児を椅子から引きずりおろしたりするなど30項目もの不適切行為を繰り返していたことが明らかになりました。
マリア幼愛園の園長は「事実を受け止め改善に努めていきたい。これから保護者の皆様と連絡を密にとり、子供たちのよりよい環境をつくっていきたい」と話していて、不適切な言動をしていた保育士3人は2019年3月末で退職することになっているようです。
保育士が園児に不適切暴言!内容や名前と顔画像は?
では今回問題となっている保育士の暴言や不適切な行為とはどのような内容だったのでしょうか。
次の内容は問題となっている不適切な言動の一部ですが、泣きじゃくる園児に対して保育士の女性は強い口調で次のように対応したようです。
保育士「分かってるのあんた、歌えると?」
(園児の泣き声)
保育士「は?大きい声で一生懸命ね」「練習せんってことはよっぽど自信があるとだろうね」
(園児の泣き声)
保育士「泣いとかんで、どがんしたらいいとね?どうして泣くん?」
(園児の泣き声)
保育士「まだ泣くと?さよなら!」
このやり取りは歌の歌えない園児に対して、個室に連れ出し何時間にも及んだようです。
また寝れずにいる園児に対しても20分以上もの間、次のような発言で叱り続けたようです。
「寝なさいって早く!」「うるさい」
不特定多数のさまざまな園児を一律にめんどう見なくてはいけない中で、イライラすることも声を大きくしてしまうこともあるだろうといったところなのでしょうか。
ですが、これだけを聞いていると、そんな強く言う必要があったのか、もう少し園児の気持ちに寄り添った対応はできなかったのかなどと思ってしまいますよね。どこまで言葉を理解しているかもわからない園児に対してこのような対応を取るというのは、ただの「いじめ」と変わらないのでは?とも思ってしまいますね。
暴言だけではなかった不適切な対応
実はこの保育士の不適切な対応は暴言だけではなく、特定の園児に対して給食のお皿を投げて渡したり、園児を椅子から引きずりおろしたりするなど、なんと30項目にも及ぶ保育士の不適切な行為があったようです。
その不適切な対応は次の通りです。
・給食で特定の園児に対してお皿を投げて渡す
・園児をからかう。冷やかして泣くまでふざける。
・園児の荷物を届かない場所に移して取れないようにする
・イライラして子どもにあたる
・ぎくしゃくしている保護者には会わない
これを聞いてしまうと、保育士が行っていたのはとても保育士として認められる行為ではなかったことが分かりますね。
これはただの「いじめ」であり、「虐待」と同じではないでしょうか。力のない幼い子どもたちが受けたダメージは大きかったのではないでしょうか。
不適切暴言の保育士の名前や顔画像
不適切な暴言や対応を行っていた保育士3人の名前は公開されていませんでした。また顔画像についても公開はされていませんでした。
ですがこの3人の保育士は2019年3月末で退職することになっているようで、今後保育の職につくこともないと思われます。
マリア幼愛園は1957年に設立されたカトリック系私立保育所で熊本市中央区にあります。
現在は92人の0歳から5歳までの園児を預かっています。
今後、マリア幼愛園では保育室の監視カメラ設置や、専門家による保育士の研修実施などの改善することを保護者に報告しているようです。
まとめ
今回は、熊本市中央区の認可保育園「マリア幼愛園」で保育士が園児に対して発した暴言とはどのようなものだったのか、また暴言以外にも明らかになった不適切行為も紹介させていただきました。
今回の問題では、保育士の実態が明らかになるともに、保育士の職業環境に対して危機感を持つべきではないかと考えさせられたのではないでしょうか。正解のない子どもの教育の中で、どのように対応していくのが少しでも正しい事なのか、考える必要があるとともに、保育士の専門性と待遇が釣り合っていない現状に違和感を感じるべきなのではないでしょうか。
今後、保育士の職業環境の改善と共に、今回のような悲しい問題が減ることを願います。
それでは最後までこの記事を読んでいただきましてありがとうございました。
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