チュートリアルの徳井義実さん(44歳)が、1億2000万円もの所得隠しをしていたこと発覚し話題となっています。
そんな中、脱税で逮捕された青汁王子こと、三崎優太さんとの違いは何なのか?と疑問の声も上がっています。
しかし今回のケースでは、徳井さんと青汁王子の脱税は全くの別物。
そこで今回は、徳井義実さんと青汁王子・三崎優太さんの違いについて解説。
また徳井さんが逮捕されなかった理由についても紹介していきたいと思います。
【脱税】徳井義実と青汁王子・三崎優太の違いは?
徳井義実さんが脱税をしていたことが分かり、その対応に疑問を感じる人が多くいるようです。
青汁王子こと三崎優太さんも、ツイッターで次のように投稿をしました。
チュートリアル徳井氏は1億2000万円の脱税を指摘され修正申告で済む、僕は1億8000万円の脱税を指摘され修正申告を鬼木氏に拒否され、一発逮捕された
なぜここまで違うか
当時の国税局長官の佐川氏の不正の追及、鬼木仁史査察官の捜査方法について秘密裏に録音していたこと
これで国税局に潰された。— 三崎優太(Yuta Misaki) 元青汁王子 (@misakism13) October 23, 2019
脱税と修正申告、すべては国税局のさじ加減
公文書を改ざんするようなトップが罰せられない組織に正しい判断はできるのか国民からではなく、大企業からもっと税金をとるべき、それが国民の声そのものではないでしょうか
実際にソフトバンクは1円も法人税を払っていない、まさに国税局の忖度そのもの
— 三崎優太(Yuta Misaki) 元青汁王子 (@misakism13) October 23, 2019
青汁王子・三崎優太さんが投稿した
チュートリアル徳井氏は1億2000万円の脱税を指摘され修正申告で済む、僕は1億8000万円の脱税を指摘され修正申告を鬼木氏に拒否され、一発逮捕された
という内容だけを見ると、数千万の違いでなぜ逮捕される人とされない人がいるのだろうと思ってしまいますよね。
では実際に、徳井義実さんと青汁王子・三崎優太さんの違いについて説明していきたいと思います。
徳井義実の脱税とは?
そもそも、徳井義実さんは所得隠し・申告漏れとされ、脱税とはされていません。
※脱税と、所得隠し・申告漏れの違いについて、下で説明をしています。
徳井義実さんが指摘された内容については次の通りです。
・2012~2015年の4年間で、過剰経費分の2000万円の所得隠し
・2016~2018年の3年間の収入約1億円の申告漏れ(無申告)
徳井義実さんは、2000万円の所得隠しと、1億円の申告漏れを指摘されました。
そして、追徴税額(脱税額)は、重加算税等を含め約3400万円でした。
2012~2015年の4年間で2000万円もの所得隠しをしていたことについては悪質性を指摘。
3年間所得無申告だった事実については悪質性が認められなかったという事になりますね。
青汁王子・三崎優太の脱税とは?
青汁王子・三崎優太さんは、約1億8000万円を脱税したとして法人税法違反などの罪に問われました。
所得隠しをしていた金額は、2年間で約5億1000万円。
7年間で1億2000万円だった徳井義実さんとは金額が全く違うことが分かります。
また、青汁王子・三崎優太さんは、約5億1000万円もの経費を虚偽申告していました。
これは明らかに悪質であり、金額も大きさも比になりませんね。
脱税と所得隠し・申告漏れの違いは?
脱税と所得隠し・申告漏れの違いについて調べてみました。
1、申告漏れ申告漏れは、経理上の単純な計算ミスなどが原因で税金の計算を間違えたケースをいいます。この場合、追徴課税は「過少申告加算税」、「無申告加算税」、「不納付加算税」のいずれかと「延滞税」を指します。
2、所得隠し所得隠しは、故意に税金を減らす行為をいい、悪質性が高い行為です。例えば、売上の隠ぺいや架空経費、架空人件費の計上などがあげられます。この場合、追徴課税は、上記1に掲げたものに代えて、「重加算税」と「延滞税」が課税されます。
3、脱税脱税は、やっている行為自体は上記2の所得隠しと変わりませんが、悪質行為として刑罰を科すために、検察庁に告発されているものをいいます。通常、申告漏れと所得隠しは、事前通知がある税務調査で発覚しますが、脱税は、「マルサ」と呼ばれる査察官が事前通知なく、強制調査を行い、発覚します。
引用元:https://www.yubisui.co.jp/column/2017/12/22717/
つまり簡単に説明するならば、「重加算税」が課税された場合、故意的で悪質な行為とされ、逮捕されるなど刑事事件になった場合に脱税と表現しています。
今回の徳井義実さんの件では、悪質性が高いと判断され「重加算税」が課税されましたが、告発はされず脱税にはならなかったと言えます。
※「重加算税」が課税されたのは、2012~2015年の4年間の、過剰経費分・2000万円について。
逮捕の基準としては、
脱税額の規模や事案の悪質性を考慮して立件するかどうかを決定する
とされていますが、所得税だと脱税額が1億円を超える場合に、逮捕に至ることが多いと言われています。
徳井義実は何故逮捕されないのか?
納税義務を果たさず、脱税として逮捕される場合、「脱税額の規模や事案の悪質性」が考慮されるとされています。
脱税額については概ね1億円以上とされていますが、悪質性があったのかについては判断が難しいところではあります。
今回の徳井義実さんの件では、2012~2015年の4年間で経費として計上した2000万円について悪質性が指摘されました。
そして、2016~2018年の3年間の収入約1億円の無申告については、申告漏れに留まりました。
金額の大きさからしても、刑事事件となり逮捕に至る可能性は低かったと考えられますね。
徳井義実さんは、2018年12月には所得税の納税を済ませているようです。
まとめ
今回は、徳井義実さんと青汁王子・三崎優太さんの違いについてと、また徳井さんが逮捕されなかった理由についてまとめていきました。
徳井さんの今後の活動については、「世論に決めてもらう」としていましたので、引退もあり得るのでしょうか。
人気番組にも出演しているだけに、引退という結果となってしまうのは本当に残念ですね。
それでは最後までこの記事を読んでいただきましてありがとうございました。